2018年1月25日木曜日

勝利

花粉症の季節が一歩また一歩と近づいてきております。

ということで今回は花粉です。

私、何度か申し上げていますやうに植物に花を咲かせることを非常に苦手としておりまして、端的に言うと苦手というよりは育成が下手くそなだけでございまして私のやうなモノが花粉について語ること自体がおこがましいのではございますが少々。

花粉症の原因となる花粉。

パッと思いつくのはスギ花粉にヒノキ花粉といったところでしょうか。

例の画像や映像でもお分かりいただけるかとは思いますが、スギもヒノキもすごいテンションで花粉を撒き散らしております。

さてなぜでしょう。

どこにあるか分からないまだ見ぬ雌しべに辿り着くためですね。

もしも雌しべに辿り着けない場合。ほとんどの花粉の運命でございますが、その花粉は全くなんの意味もなさないことになります。

終了です。

運良く辿り着いたものはめでたく受粉ということで種子ができるわけです。

とにかく数打ちゃ当たりますという発想。

うむ。

進化のひとつの判断だと思います。

他にも受粉させる方法がございます。

蜜を出して虫に吸わせる→吸ってる間に虫の体に花粉がつく→そのまま別の花の蜜を吸いに行く→さっきの花粉が雌しべにつく→受粉して種子ができます

効率的ですね。

花粉もアホほど作らなくていいですし。

その代わり蜜は作らなければならないしお花で蜜のありかを虫たちにお知らせしなければなりませんが。

ちなむとスギやヒノキはキレイなお花は不要ですね。

だって風が花粉をぶっ飛ばすから。

その他花粉を運んでもらうためにあらゆる進化をするわけです。

特定の虫にターゲットを絞る。

哺乳類や鳥に運んでもらう。など。

はい。

その次です。

種子ができました。

親の元にポトリと落ちました。

それでは生息範囲は広がりません。

自分たちの子孫を繁栄させたいのでしょう。

種の生息範囲を広げようと躍起になります。

なんなら親が謎の化学物質を出して親株の近くでは発芽できない植物まであるとのことです。

ではどうやって種子をばら撒くか。

これまた風を使うものが出てきます。

小さい小さい種子をつくるもの。

風の抵抗を全身で浴びるために羽をつけるもの。

彼らは少しでも風が吹くとふっ飛んでいきます。

いった先。

海の中に落ちるものもあるでしょう。全く水のない砂漠に落ちるものもあるでしょう。ひょっとすると風に巻き上げられ火山の噴火口に落ちるものもあるかもしれません。

終了です。

「意外とイケるやん!」と思って発芽したものは進化した瞬間ということでしょう。

他にもこれまた美味しい実をつけ、動物に食べてもらって種子を運んでもらうもの。排泄物とともに出ますから。

みなさまも経験おありかと思いますが、野原などを歩いた後に衣類に引っかかっているヒッツキムシですね。動物の毛に引っかかって運んでもらうもの。

あらゆる方法で運んでもらいます。

生息範囲を広げるという点では考えつくされていますね。

で。

何がいいたいかといいますと、風にも動物にも頼らずに、自力で種子をはじき飛ばす植物があるということです。自力ですよ。自力。

細胞とかがバネっぽく動くのでしょうね。

文章が長いですね。ヒマですね。ではどうぞ。

Dorstenia foetida
頂き物のフォエチダです。
なんか交配種もたくさんあるようですがフォエチダですといって頂いたからフォエチダです。
頂いた氏を勝手に心の師匠としておりますが師匠元気かな。と。
目覚めておりますね。
そうそうドルステニア属が全部かは知らないですがこのフォエチダという種はタネを飛ばすらしいです。
テンションがあがってきたらパチッって聞こえるくらいの音が出るんですって。
「それで生息範囲広げてるつもり?」
十数年前に飲み会というやつで出会った辛辣極まりない彼女ならそう言い放つことでしょう。
で、鉢の周りとかで勝手に出てきた方々です。
一個しかないから自家受粉ですかね。
自家受粉は劣性遺伝子のホモ化による競争力の低下がむにゃむにゃ