2016年8月29日月曜日

シャーマン


幼少期。

サボテンを見た瞬間心を射抜かれるような衝撃をうけた記憶があります

今思えば金鯱だったと思います。

ただ、次の週には迷路を描くことに没頭し、次の週にはプロ野球選手になるべく素振りの練習を始め、次の週には特撮の戦隊モノに心奪われていたものです。

天才となんとかは紙一重なんてのはよく言ったもので、あの日からずっと迷路を描いていれば私は画家になっていたことでしょう。

あの日からずっと素振りをしていれば今ごろ大リーグで活躍していたと思いますし、特撮をずっと観ていればこの前TSUTAYAの特撮コーナーで見かけたちょっとあれなオトナになっていたのでしょう。

もちろんサボテンにハマり続けていれば今ごろ三十数年もののサボテンを愛でていたはずです。

結局私は天才でもあれでもなく普通だったということです。

天才かどうかは分かりませんが、年間の降水量が数十㎜というところでも生きていこうと進化しまくったサボテン。

とにかくやばいなと思ったら休眠することを選ぶサボテン。

たぶん天才ですね。


Carnegiea gigantea
種名がギガンティアですよ。
その名に恥じず世界で一番大きくなるサボテンだそうです。
200年後には高さ16m!
初めの30年ではボーリングのピンくらいですって。
現在3年目。小指の爪ほどもありません。
大器晩成型ですね。
Copiapoa barquitensis
コピアポア。
名前がかわかっこいいので播種。
容姿もなかなかかわかっこよい。
Leuchtenbergia principis
サボテンらしくないサボテンとのことです。
レウクテンベルギア・プリンキピス。
サボテン科の中で唯一の属。
Lophophora deffusa
ロホホラ・デフーサ。
めっちゃくちゃ美味しそうなさわり心地です。
ちなみにLophophora williamsiiも育ててましたがほぼ全員枯れました。ごめん。
Astrophytum myriostigma
和名が【複隆碧瑠璃鸞鳳玉】
ふくりゅうへきるりらんぽうぎょく かな。
和名だけで悶絶。
左半分5株だけ白くないのはなぜ。
サボテン多肉mix種子なるものを蒔いてみました今年。
ちょっと、いい。

2016年8月21日日曜日

錆び

凡才と盆栽をかけた面白い小噺のひとつでもしようかとは考えました。

ただ、私凡才どころか無能です。河川敷の石でも売ろうかと思うくらいです。

無能というか師匠もいない、人付き合いも得意でない、本やインターネットで学習する努力もしない。

そんな私が盆栽を始めてなにができるというのでしょう。

盆栽の歴史は知りませんが少なくとも江戸時代、ひょっとすると千利休と豊臣秀吉の一輪の朝顔のエピソードからも安土桃山時代くらいにはあったのかもしれません。

当然もっと前からあったのかもしれません。

日本人が何百年と積み重ねてきた歴史を一切学ぶことなく独学で一から始める盆栽。

なんというかそれもまたいいのかな、とも思う大人になりました。


Ficus benghalensis
クワ科の植物ですね。
ベンガル菩提樹です。
とにかく根っこを訳のわからないことにしたい願望からこんなことになっております。
 
実生3年くらいですね。
なかなかの訳のわからなさにはなってきてますが、盆栽について勉強していればもっと訳のわからなさ度数は高いのだと思います。
 
Ficus religiosa
インド菩提樹です。
ここからはインド菩提樹です。
これも実生3年生。
幹はいい感じに太ってますがいくら私でもこれを盆栽とは呼べないほどただただ葉が大きい。
鉢を変えてコケを張ってこの辺りだけアップで見ても、、、、ムリか
これは2年生かな。
忘れました。
根っこはいい感じですね。
これまた葉はでかい。
いい感じのジブリ感。あいかわらず葉がでかい。
たぶん今春植え替えた時に「来年の植え替えで根っこがヤベえことになってるっしょ」とか考えながら転がってた小さい植木鉢を入れた記憶がありますね。
もしこういう手法が盆栽界であるのならば知らず知らずの内に同じことを編み出したのだよ!私も!
しかし葉はでかく、徒長なのかどうかすらわからないひょろい枝がひたすら伸びています。
植え替えの時にぶった切った根っこを挿したら全部でてきた。
無敵かな?と思う。
ということでこんなインド菩提樹が50コくらいあります。
どうするのかが当面の課題ですね。

2016年8月15日月曜日

帽子と水着と水平線と恋しさとせつなさと心強さと部屋とワイシャツと私とオレとお前と大五郎


心を亡くすと書いて【忙しい】。

そう気づいたあの日から忙しいという言葉を使わなくなりました。

元来1人でいるのが好きな私が誘いを断る常套句として使っておりましたが

今考えてみれば2週間後の飲み会を断るのに「忙しい」とはいかがなものか。

まさに心がない答えそのものですね。

なぜに斯様なフリをしたかといいますと、植え替えるべき植物たちを植え替えれていないのです。

することがまあまあ多くて。仕事とかの。

画像撮って文章考えるヒマがあったら植え替えてやればいいのに。とは思います。

彼らが喋らないことをいいことに若干放置気味でございます。

ごめんちゃい。

今春蒔いたものもついでにどうぞ。

Selenicereus grandiflorus
2年か3年前播種。

さすがに2年前かな?
大株になると妖艶な花が咲くらしいですよ。夜に。
Aloe suprafoliata
泣く子も黙るスプラフォリアータがこのざまですよ
ポリポットの感触まではお伝えできませんが根っこが張っててムッチムチ。

よかったらさわりに来てネ!ポリポット。
Cephalopentandra ecirrhosa
今年播種のウリ科の塊根。
属性は〝闇〟みたいな色と肌感ですね。
前回の記事にウリ科のコーデックスには手を出すなと書きましたがまさにそれです。が、あまりツルを伸ばさない品種らしいです。
ところで休眠には早すぎじゃないですかね。
5粒発芽して育った全員がこんな感じになってきたから休眠だとは思いますが。
以下今年播種のご案内。
Adenia glauca
去年も蒔きましたが誰かにさしあげたのかなんなのか。
手元には1株のみ、ということで今年も播種。
今年はアデニア・バリーも蒔いたよ! 
Alcantarea imperialis
園芸名が【皇帝アナナス】ですって。
エンペラーですよ。エンペラー。
しかし実生5ヶ月でこのサイズですよ。幅も高さも1cmないくらい。
こんなものなのか私が悪いのか。
エンペラー!もうすぐ冬がきますよ!がんばって!
Pachypodium horombense
ホロンベンセです。甘噛みしたくなるくらいかわいい。
Aloe plicatilis
何粒蒔いたか忘れましたがたぶん20粒蒔きました。

発芽したものは順調ですから20の3ですよ。
もうちょいがんばってほしかった。発芽率。
大木になるのに何年かかるか知りませんがめちゃくちゃかっこいい。
園芸名が【乙女の舞扇】ですって。すてき。
〇〇の〇〇っていいなぁ。
私もなんか交配みたいなのして新種みたいなのつくって園芸名みたいなの付けたい。